下の娘がこの世に生まれて、やっと半年。6カ月になりました。
2人目を出産すると、「下の子は色々と早いよ」とよく言われますが、私にとっては全然早くなんてありませんでした。それも、ここまでくるのに3度の入院が必要だったからだと思います。
原因は、全てRSウィルスでした。
(コロナウィルスもやばいけど、RSウィルスも地味にやばいのです……)
このRSウィルス、今まで聞いたことはあったけれども、入院が必要になるなんて、それも何度もしなければらならいほど手強い病気とは知りませんでした。さらに、RSウイルスは2歳までにほとんどのお子さんがかかるウイルスですが、2020年はほとんど流行しなかったため(コロナウイルスで社会的活動が抑制されていたためと言われています)、免疫を持っているお子さんが少ないらしく、2021年に大流行しているとのこと。
実際に、同じ時期に入院していたお子さんたちはほとんどがRSウィルスが原因でした。
しかし、予めどんな病気か知っておくと感染したときも慌てないで済むはず! 今回は実体験をもとに症状が出てからの流れと、入院中の仕事と育児の乗り越え方について解説していきます。
RSウィルスの症状が出てから入院(0歳児)までの流れ
初めて入院したときは、生後3か月の頃。
前日まで上の子(3歳)が風邪をひいていて、2日ほど高熱を出していたのですが(結局これもRSウィルスだったようですが、そのときは分からず……)、やっとそれも落ち着いてきたときのこと。今度は下の子が咳をし始めました。
「ケホン、ケホンッ」
まだ生後3か月の小さな体で咳をしはじめたので、これはまずいと思い、すぐに熱を測りましたが、36度台の平熱。昼間だったらすぐに病院に連れて行っていたのですが、すでに夜……。かかりつけの病院はとっくに閉まっている時間だったので、「明日の朝まで咳をしていたら病院に連れて行こう」と思い、いつも通り寝かしつけをしました。
まさか、その3時間後に救急車に運ばれることになるなんて、思ってもみませんでした。
1時間以上寝たところで、「ズビッ、ズビッ」と呼吸に合わせて鼻水の音がするようになりました。耳を澄まして聞くと、かすかに「ゼーゼー」と喉らへんから音がするような気も……。
ぐっすり寝ているので様子をみつつ、隣で家事をしたりネットで子どもの病気について調べたりしていました。しかも、運悪くその日は、めったにない夫の残業日。誰にも相談できず「大丈夫かな? 」「大丈夫だよね。」と独り言を言いながら、様子をみていました。
そこからしばらく経ってから、急速に症状が悪化。明らかに呼吸が荒く、息をしにくそうです。小さすぎて咳すらできないので、痰も吐き出せません。母乳を飲んだら少し落ち着くかもと思い授乳を試みるも、呼吸が荒く少ししか飲めません。
――これはおかしすぎる!!!!!
直感的にすぐに病院に連れて行かなければと思い、夜間の救急病院に向かう準備を始めました。一瞬、救急車を呼ぶことも考えましたが、どの程度なら呼んでいいのか分からず、自分で運転して行くことに。上の子も連れて行くかとても迷いましたが、ぐっすり寝ていたのでそのまま寝かせておき、夫に「早く帰ってきて! 」と電話し、任せることにしました(幸い家まで5分ほどの距離のところにいました)。
その後、すぐに家を飛び出し病院へ向かったものの、娘の呼吸はどんどん苦しそうになっていき……心配で運転もままならず、結局5分くらい運転したところで断念し、119へ電話。
そのまま救急車に運ばれ、即入院しました。
改めて考えても、さっさと救急車を呼べばよかった……と悔やまれます。
救急車を呼ぶ基準に関しては、以下のサイトにに詳しく書いてありますので、一度見ておくといいかもしれません。緊急性が高いと判断したときは、迷わず救急車を呼んでいいそうです!
▽どんな場合に、どう呼べばいいの? もしものときの救急車の利用法
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201609/1.html
入院(0歳児)から退院までの流れ
入院してからは、いつ悪くなってもお医者さんや看護師さんが治療をしてくれるので、安心でした。初めて入院したときは、退院まで1週間ほどかかったのですが、体調が復活するまでの経過は以下の流れでした。
1日目 | 深夜に入院。薬により劇的に咳が良くなる(発熱無し) |
2日目 | 前日に続き調子が良く、「このままいけば明日退院できるね」と言われる(発熱無し) |
3日目 | 発熱し、悪化。39度近い熱が出る。咳もひどくなる。 |
4日目 | 酸素の値が悪くなり、酸素吸入が始まる(熱は37度~38度) |
5日目 | 引き続き酸素の値が悪く、酸素吸入が続く(熱は37度代) |
6日目 | 酸素の値が回復し、酸素吸入が外れる(熱は36度~37度) |
7日目 | 発熱も治まり、咳も少なくなる |
8日目 | 退院(咳のみ少し残った状態) |
娘の場合、発症し始めでクループ症候群(喉頭が炎症のため腫れて突然の吸気性呼吸困難を起こすこと)になり入院し、入院中にRSウィルスを本格的に発症したというパターンのようで、1度快方に向かうも悪化する……という流れでした。
看護師さんに教えてもらったのですが、RSウィルスは生後6か月以内の赤ちゃんや、心臓や肺に基礎疾患がある子どもたちは重症化しやすいそうです。しかも、小さい子がかかる場合は、上のお子さんからウィルスをもらうパターンが多いとか……。
下の子が6カ月以内の場合、上のお子さんが発熱したら、できるだけ下の子との接触を避けるようにした方がいいかもしれません。(なかなか難しいですけどね……! )
子どもが入院中の仕事について
子どもの看病も大変ですが、急な入院だったため、止められない仕事の数々……
どうやってこなしていったかというと、寝ているタイミングにダッシュで終わらせました。
うちの場合は、0歳児だったため、1日のうち結構な時間寝てくれていました。これが、1歳や2歳になると動き回ったり寝る時間が少ないので大変かもしれません。
なので、寝た! と思ったら仕事、起きたら授乳や看病そして速攻で寝かしつけてまた仕事……の繰り返しでした。本当は、寝ている間も心配で様子を見続けたい気持ちもありましたが、私が見たところで状態が変わるわけでもないし(そもそも酸素の値や心拍数等病院で管理してくれているし)、その間に子どものためのお金を稼ぐのだー!! と割り切ってガシガシ仕事をしていました。
一方で、子どもが病気で辛そうなのに、脇でパソコンをひろげて仕事している私って……と自己嫌悪に陥ったことも事実です。罪悪感から、看護師さんが来るたびにパソコンを閉じたりして、「子どものこと、気にしてますよ~」アピールしたり。
そんな私を見て、ある看護師さんが「お母さん、お仕事中ですか? 」と声をかけてくださいました。
私は、てっきり「ちゃんとお子さんのこと見てください! 」と怒られるのだと思い、小声で「はい、そうなんです……こんな時にすみません。」と頭を下げると……
「お仕事頑張っていてかっこいいです。できるときにしっかりお仕事してください! 」と言ってくださいました(涙)。肉体的にも精神的にも疲れ果てていた私には、この言葉が本当に心に沁みました。
入院中もお仕事を休めない方! (特にフリーランスの方には多いと思います)大丈夫! 看護師さんは味方ですよ! 仕事は終わらせられるときに終わらせちゃいましょう。 そして、休めるときに休みましょう。
入院が決まったらこれを持って行こう! ~付き添いおすすめグッズ~
最後に、入院中に持って行って便利だったグッズをご紹介しますね。
- レンチンのパックご飯(と味付け海苔)
子どもの食事は出ますが、親の食事は出ません……! パックのご飯に味付け海苔を持って行ったらどうにか数日は乗り越えられます。 - 魚の缶詰
いつでもタンパク質補給ができますので、バックに詰めておくことをお勧めします。 - 使い捨てのお箸やスプーン
入院中、洗ったりするのが大変なので、使い捨てがおすすめです。 - ハンガー、S字フック
入院が長引くと、洗濯をすることもあるので、ハンガーを持って行っておくと楽です。また、病室はスペースが狭いので、S字フックを持って行くと空間を有効活用できます。 - お菓子&お菓子
ストレスが溜まったら、爆食で解放! (太りますけどね……? )甘いお菓子としょっぱいお菓子の両方を持って行きましょう。
あとは、病院内にコンビニや売店があるのか? 自動販売機はどこにあるのか? を事前に確認しておくと便利です。ということで、現場からは以上です! 健康が一番だー!
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